2019年2月19日。
突如始まったジャニーズ初の「バーチャルアイドルプロジェクト」
ネットは騒然とした雰囲気でしたね…。
私のジャニオタTwitterのTLは批判的なものが多かった。
しかし、私はジャニオタの前はバリバリのアニオタ*1だった人間。
見ていないものは批判できない!という信念のもと、showroomアプリをDLしてみました。
今回は私の独断と偏見を交えて「バーチャルアイドルプロジェクト」はどこの層を狙っているのかを考えたいと思います。
ジャニーズ初の「バーチャルアイドルプロジェクト」とはなんぞや?
バーチャルアイドルプロジェクトは、いきなり降ってわいてきた企画だったので、ついていけない人も結構いるのではないでしょうか?
まずは、簡単にバーチャルアイドルプロジェクトの紹介します。
ジャニーズ事務所とSHOWROOMがタッグを組んだ、ネット進出企画で、オリジナルバーチャルキャラクターである海堂飛鳥と苺谷星空の2名による動画の生配信を行っています。今のところ毎日配信してますが、今後どうなるかは不明。
配信はSHOWROOM、キャラクターボイスは関西ジャニーズJr.でなにわ男子の藤原丈一郎くんと大橋和也くん。
ボイスとは言ってますが、多分動作なども全部藤原くんと大橋くんだと思われます。
「バーチャルアイドルプロジェクト」の布陣がすごすぎる
そもそも、何がすごいって、このバーチャルアイドルプロジェクトの大人たちの布陣がいろんな意味ですごいんですよ。
アイドル担当:ジャニーズ事務所
もう、説明はいらない日本の男性アイドルの最高峰。
男性アイドルの最高峰であるジャニーズが男性アイドルをプロデュースする。そりゃ売れない理由が見当たらないですよね…!
まぁ、ぶっちゃけあんなにイケメンがそろってる事務所がバーチャルする必要はないと思うんですけどw
バーチャルイケメンの中の人もイケメンとか、チートすぎる。
キャラクターデザイン・設定担当:HoneyWorks
HoneyWorksは音楽を中心としたクリエーターユニットです。通称ハニワ。
その中でも、今回はイラストレーターのヤマコさんが、二人のキャラデザをされてます。
ニコ動でボーカロイドで曲を発表し、人気が出て、その音楽の世界観が原作となり、アニメ化したりされてます。
文章にするとニコ動ってホントすごかったんだな…。
私は今を時めく米津玄師がボカロPだった頃の2次元オタクなので、正直そこまで詳しくないんですが、
ヤマコさんのイラストは、古臭い感じもなくて、アニオタにかなり受けのいいテイストなので、いきなり2次元ぶっこんで来たな感はすごく感じました。
総合プロデューサー:SHOWROOM
そして、一番度肝を抜かれたのが、配信プラットフォームがまさかのSHOWROOM!
バーチャルアイドルってYouTubeが主流なんじゃないの!?
なぜSHOWROOM!?!?!?
48Gの配信媒体として普及しましたが、その後突出できなかったSHOWROOM。
一時期アニメや声優に進出しようとして、失敗したのも記憶に新しいところ。
そんなプラットフォームにジャニーズが進出するとは…!
あ、ちなみにSHOWROOMってファンが札束で殴り合うプラットフォームってイメージ強いと思うんですが、飛鳥くんと星空くんは課金アイテム送れない仕様なので安心してください。
ジャニオタが札束振り回したら、死人がでる。
バーチャルアイドルはどの層がターゲットのコンテンツなのか?
さて、本題です。今回のバーチャルアイドルプロジェクト、誰がターゲットなのか。
ぶっちゃけ、ジャニオタではないと思います。
ジャニオタはやっぱりリアルの現場を好む傾向があるし、わざわざ3次元という実態があるのに、2次元を通してみる必要がない。
そうなると、アニオタやゲームなどのアニオタがターゲットなのかなぁと。
アニオタって、家でアニメ見たりゲームしたりしてるイメージかもしれませんが、最近にアニオタって結構アクティブなんですよ。
ジャニオタでいう現場的なポジションに、声優さんがでるイベントが昔からあって、私も毎週好きな声優さんがでるイベント通ってた時期がありました。
人気アニメやゲームが舞台化する2.5次元舞台も流行っていて、かなり市場としても盛り上がっています。
それだけでなく、最近では、キャラクターがステージに投影されて、人が出てこないキャラクターが出演するライブがおこわなれたりもします。
▼あんさんぶるスターズのドリームライブはライビュをやるほど盛況です。
会見ではアニメ化の話が出ていましたが、
私は海堂飛鳥と苺谷星空の最終形はここを狙ってるんだと思ってます。
リアルとバーチャルの融合ライブ。まさに理想形ではないでしょうか。
ジャニオタの流出を阻止し、新規顧客を呼び込めるのか
昔はアニオタとジャニオタって相いれない存在のようでしたが、
私のようにアニオタからジャニオタへ流れてきた人も、ここ数年増えているように感じます。
逆に、ジャニオタから2.5次元を経てアニオタになる人も多くいます。
先日紅白にも出た刀剣乱舞のミュージカル版では、ジャニーズのうちわ文化が輸入され、ジャニオタ以外もうちわを作る時代が来ているのです。
このように、2次元と3次元の境界線があやふやになっている今。
ターゲットの奪い合いは避けれない所にきていると感じます。
しかも今、アニオタ界は空前のアイドルブームです。
女性向けアイドルものだけでも、フル株のアイドルマスターsideM、ときめきレストラン、うたの☆プリンスさまだけでなく、最近勢いを増しているあんさんぶるスターズ、アイドリッシュセブン、B-PROJECTなども、アニメ・ゲームはもちろん2.5界隈、声優さんイベントもチケットが嵐並みに入手困難なほど、すごい人気です。
最近では、もともとアニオタなジャニオタも増えている印象があるし、アイドルいいなって思っているアニオタたちに、ジャニーズに触れてもらう最初の一歩としてバーチャルアイドルがうまく機能すればいいなと期待しています。
ただし、バーチャルはデメリットも多い
まず、今回のプラットホームであるshowroom。
特性上、進める内容は「視聴者とのコミュニケーション」が中心となります。
ジャニオタは基本演者に触るな振れるなというルールを最初に履修してますし、タレントたちも同様かと思います。なので、当人もジャニオタも適応が難しい。
現に飛鳥くんが最初の放送で「ありがとー」ばかり言ってたのは、コミュニケーションの取り方が図り切れてなかったんじゃないかな…と思います。
だけど、星空くんは、初日からばっさばっさとコメントを切ってたので、数日中には慣れてくるんだろうなと思います。
ちなみに、2人の部屋がほぼジャニオタしかいなかったので、
飛鳥くんと星空くんの間に同じバーチャルアイドルの九条林檎様の部屋を見に行ってみましたが、コメント裁きが絶妙で、飴と鞭をうまく使いこなしていたのがすごかったです。
ジャニオタにも優しくて、showroomのルールをいろいろ教えてくれるし、ファンの方の温かかった。
私は一日で林檎様のディナーになる決意をしたのでみんな見て。
※ちなみに林檎様は全身動く。ツイコメが背景に振ってくる。すごい。
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林檎様を見てて思ったのは、バーチャルアイドルは、ユーザーがアイドルを育てる感覚を与えながらも、中心はコミュニケーションで放送を進めていく形が理想形だと思うんですよね。
ジャニーズのファンが一方的に応援し、アイドルはパフォーマンスで返してく文化だから、全く違う。
ジャニオタはバーチャルのルールをしっかり学び、ジャニオタのルールを持ち込まず、いかにアニオタを引っ張ってこれるかが勝負かなと。
バーチャルアイドル海堂飛鳥と苺谷星空は成果があがるのか?
私は、行けるんじゃないかと思ってます。
最初は飛鳥くんがヤバイって思ってましたが、だんだんと慣れてきてますし、星空くんは、中の人の性格かもしれないけど、ぶっとんでる(笑)
私は中の人である藤原くんと大橋くんを全く知らないのですが、それでも楽しく聞けています。
配信時間もちょうど良いですよね。
21時から22時台ってテレビ見たり、音楽聞いたりしてる休憩タイムなので片手間にも聞きやすい。
問題は、プラットホームのshowroomがアニオタにDLされていない気がすること。
見るまでのハードルが高すぎる。
Twitter連携の機能はすごくいいんですけどね。
アニオタTwitterのアカウント何個も持ってること多いんで、TLに情報流せるのはすごくひろめやすいです。
今後アーカイブをyoutubeに残したりしてくれれば、ワンチャン頑張れるんですが、アプリDLは結構厳しいよなぁ…。
YouTubeチャンネルあったよ~~~~~~~~!!!
全部じゃないけどダイジェストも公開され始めたからみんな見て~~~~!!!
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ちなみに、最近は2人がイラストを募集して、それを紹介したりしてるのですが、アニオタ層を取り込む試作の1つなんじゃないかとも思ってます。
アニオタは絵師のファンにもなるしね。
絵描きさんの参入を期待したい。
今なら各種スクショ動画がtwitterにまわっているので、ジャニオタのなだけじゃなくて、いかにアニオタに届けるかがポイントかなぁ……
とりあえず、この記事がアニオタに届くことを祈って。
*1:2次元全般のオタでしたが、今回は総称としてアニオタという言葉を使います。